今回（オンライン）飲み会の研究にご参加くださる方々を募っております。

参加いただいたグループ代表者には、細やかですが謝礼として、Amazon Coupon 10,000円分を差し上げております。一回の飲み会費用として、あるいはより充実したオンライン飲み会のための機材や酒器購入等に当てていただければ幸いでございます。

日本において飲み会は、少なくとも律令時代（8～10世紀あたり）には人間関係を維持するための機能を持っていました。それだけ同じ盃を交えること、同じ釜の飯を食うことは、日本人にとって大切なイベントでした。

しかしながら、飲み会一般をコミュニケーションの場として捉える研究は、世界的に見ても数が限られています。それに、飲み会で人間関係がどうやって構築されるか、その一つ一つを詳細に分析している言語学的研究はごくわずかです。

この研究の究極的な目標は、（オンライン）飲み会のリアルを描き出すことによって、コロナ渦中の社会的営みだけでなく、特に日本人の人間関係とコミュニケーションの本質に迫ることにあります。

コロナ収束後も一定数残るであろう遠隔地とのオンライン飲み会など、この研究の意味する所は大きいはずです。だから是非ともあなたに本研究に参加いただき、私達がコミュニケーションの何を大切にしているのか発見する手助けをしていただきたく願います。

現在、コロナウィルスが日本に上陸してから多くの時間が流れ、「ニューノーマル」の生活になれてきた方も多いのではないでしょうか。「ソーシャルディスタンス」の言葉も定着したこの期間は、誰もが人との接触を避けなければならず、飲み会を含む「人間関係の潤滑油」も奪われてしまいました。

そこで私達が生み出した対処法がオンライン飲み会です。Covid-19の渦中でも人間関係と社会を良好に保ち、心理的健康を維持しながら生きるための工夫です。そんなオンライン飲み会の中で、いったいどのように私達はお互いの絆を確かめあっているのか。これまでの飲み会と違うところはあるのか。同じ空間を共有できないことをどんな風に乗り越えていくのか。これらのコミュニケーションを直接観察する研究は、まだありません。

そこで私は、ぜひあなたに研究に参加していただき、人間が社会的・心理的にコロナを乗り越えるメカニズムを解明する手助けをしていただきたく思います。

以下全てに当てはまる方は、是非ご参加ください。

• 20歳以上である
• 日本語母語話者・あるいはネイティブレベルの話者である
• 飲み会が同じ職場の者同士である（「同僚」「上司・部下」「先輩・後輩」の関係であれば、職場が離れていても可）